民主党政策研修会
第二次補正予算について講義を受けました。
講義の内容の前に基本知識です。
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5月 2日 第一次補正予算 約4兆円 成立
7月25日(本日) 第二次補正予算 約2兆円 成立
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予算のメインとなった2つの省についての予算について話がありました。
①経済産業省
『原子力損害賠償への対応』
・原子力損害賠償支援機構の設立 70億円
・損害賠償実施のための交付国債発行及び償還財源手当 200億円
・原子力被災者・子ども健康基金 782億円
・風評被害対応 20億円
『2重ローン問題』
・中小企業再生支援協議会の体制強化・機構設立支援 31億円
・再生企業に対する利子補給 184億円
・再チャレンジ向けの日本政策金融公庫融資 10億円
・中小企業基盤整備機構による仮工場・仮説店舗整備事業 215億円
・地域の中核的な中小企業等のグループの施設復旧・整備への支援 100億円
②文部科学省『放射能から子どもを守る』
『原子力損害賠償法関係』
・原子力損害賠償補償契約に基づく補償金 1,200億円
・補償金の支払いに関する業務委託費 3億円
・迅速な紛争解決を図るための体制整備に係る経費 10億円
『福島県及び全国における環境モニタリングの強化』
・「ふくしまの子どもたちを守る取り組みに関する緊急要望」等関連 110億円
・モニタリング調整会議の計画等に基づく放射線測定の強化関連 125億円
『福島県外も含めた校庭等の放射線低減事業 45億円
⇒第一次補正は復旧作業(がれき処理)そのものについての予算だったが
第二次補正は、賠償関連、モニタリングがメインとなっております。
その他まだまだ困っていることがあるはず、第三次補正も早急に成立することを
国会議員の方々にぜひともお願いいたします。
③環境省『がれき処理の進捗状況』
・岩手・宮城・福島のがれきの処理状況の説明
これはあくまで仮置場への移動であるが、福島以外はある程度めどが立ち始めて
きたとの説明があった。
・東日本大震災により生じた廃棄物の処理の特例に関する法律案について
簡単に説明すると国が被害を受けた市町村に代わって災害廃棄物を処理できる
というものである。
放射能に汚染されたがれきの処理も今後大きな問題になってくることは
目に見えています。越谷でも早急な対策/対応を検討することが必要です。