保健と福祉の連携に関する取組を幸手市で学ぶ

議員有志メンバーで、埼玉県幸手市に行政調査にいきました。

保健と福祉の連携に関する取組についてです。

ちなみにメンバーは、瀬賀議員(公明党) 橋本議員(清流越谷)
福田(民主党・市民ネットワーク)の3名です。
同様の取り組みを昨年の11月を髙﨑市で調査してきましたが、
幸手市も同様の取り組みを実施しているということで
同じメンバーで調査に行ってきました。
ます問題のおさらいをすると、今福祉や保健の制度や問題が多様化そして複雑化され、
・「行政に来た方が、どの窓口にいったらいいかわからない」

・「ある相談に来たら、担当に行きつくまで、いくつかの部署にたらいまわしにされた」

・「一つの要件が終わるまで、いくつもの部署での手続きがあり、時間と労力がかかる」

・「市役所に来たら、担当は保健センターですと、距離が離れた施設に行くように
  言われた」
などこんな問題があり、市民の皆さんが困っているという現状があるということです。
もちろん越谷市が怠慢で、これらにおける改善をしていないということではありません。
それだけ、機能や制度が複雑化していることが根本にあります。
本当の問題は、市民の皆さんがこの手続きが煩雑なことから、サービスをうけることを
あきらめてしまったり、行政の連携不足により、ミスがおこったりすることです。
それらを具体的にどう解決していこうかという課題を持つにあたり、この度の
調査が必要になるわけです。
幸手市の取り組みとしての特徴は、
ウェルス幸手という建物(市役所とは別)に保健・福祉関連の統合施設
が存在することです。
この施設の中に、市役所の担当部署である
社会福祉課、介護保険課、子育て支援課、健康増進課が同じフロアにあり
ワンストップサービスを築き上げているというものです。
※ちなみに同じフロアに社会福祉協議会もあります。
細かい話は省略しますが、保健と福祉の連携における
キーワードは「情報共有」であり、その簡易さとスピード感から言えば
インフラ(施設)統合が有効であるということだと思います。
ちなみにこれは幸手市の人口が5万人であるということからできることであり
33万人の越谷においての施設統合は無理があるのでは?というコメントも若干
ありました。
越谷市の話をすれば、保健所、保健センター、市立病院が平成27年の中核市移行を期
にある程度の位置に統合されてきます。(現市立病院の周辺)
これに伴い現在の市役所内に集約している機能(部署)と市立病院周辺近くに
あつまる機能(部署)をどう組み合わ、連携を図っているのかが
重要になってくるであると思われます。
サービス対象での集約を考えると 子ども、障がい者、高齢者、というかたちでの
統合も考えられると思いますが、この辺もいろいろな構想が出てくるでしょうね。
ちなみに本日は「保健と福祉の連携」ということで調査に行きましたが、
全体のサービス体系で考えると「医療・保険・福祉の連携」という医療も含めて
考えた方が、より効果的です。(よりハードルは高くなるかもしれませんが・・・)
その辺も念頭に置きながら今後の行政の体制を確認(ときには提言)していきたいと
思います。
また保健と福祉の連携と住民票などを発行する市民課や、お金を支払う収納課
などサービスと手続きの連携も考える必要があるとのお話も聞きました。
その点も踏まえの全体の在り方を行政には期待していきたいと思いますね。
(一つのフロアーに保健・福祉に関連する担当課が
 おおよそあります)

三人でとりました。

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