豊島区で「がん対策推進条例」を学ぶ
議員有志の会「がん対策研究会」の行政調査として東京都豊島区に訪問してきました。
勉強内容は主に下記の通りです。
1.豊島区がん対策推進条例について
2.豊島区がん対策推進計画について
3.がん検診について
4.豊島区がん対策基金について
私が学んだことをポイントだけ整理します。
・豊島区がん対策推進条例の特徴
①教育委員会との協働による児童・生徒へのがん予防に関する普及啓発
②区内企業等との連携
③喫煙による健康被害の予防
④がん検診の受診率向上と質の向上
・区長が、がん対策を区の重要課題として捉えている
⇒区長自身が区民の命を守るということが行政の最大の役割と
捉えていることからである。
・受診率向上のためには、勧奨、再勧奨が効果がある。
⇒受診率向上のために実施していることは下記の通り
①大腸がん検診を地域の医療機関で配布提出可能に
②大腸がん検診のスポット勧奨・再勧奨
③乳がん、子宮がん検診クーポン対象年齢のうち20歳の受診者に再勧奨通知送付
④「ふくし健康まつり」にてがん検診普及啓発ブース設置
⑤乳がん、子宮頸がん検診期間の延長
⑥乳がんセルフチェック法講習
※啓発にも力をいれ、積極的にイベントなど開催している。
⇒無償にしても、効果があるものとないものがある。
効果大 前立腺がん(特定健診時に同時にやってしますことを進める)
効果小 肺がん、大腸がん
・小6、中3の子どもに対して、区の独自の教育を実施している(教育委員会)。
⇒子が親に話すことによって、親もがんに対して意識が高くなるという効果も期待できる。
・がん患者と家族の支援
①在宅医療地域資源マップの作成
※女性の医者がいる病院も紹介している。
②在宅医療総合相談窓口の開設
③ホームページ等へのがん情報の掲載
本当に区をあげてがん対策の取組をおこなっており、その力の入れ方には感心しました。
しかし自治体としての財政状況などの違いからして越谷市で同じことを実施するのは
とてもハードルが高い気がします。
やはりキーワードは、「勧奨、再勧奨への積極的予算の投資」といったところでしょうかね!
もっといろいろと勉強してみます!
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