12月定例議会議における議案採決
本日、12月定例議会の議案採決日でした。
結論から言うと、一つの市長提出議案が否決されました。
どんな議案かというと
「越谷市職員定数条例の一部を改正する条例制定について」と言って
市役所の職員の定数を決めるというものです。
基本的に現在策定している総合振興計画の基本計画に
合わせて5年間の計画を提示するものです。
もちろん増員計画を計画されている保育園の先生の増員だったり
感染症対策における増員だったり
必要不可欠なものが多く、
しっかりと説明がつく増員であり、
妥当だと判断させて頂き、賛成させて頂きました。
1行政需要の高まりによる事務の増加、法改正に対応した体制整備に関する増員
①保育ニーズの増加等に伴う事務の増加
②大相模保育所の定員増に伴う体制整備
③生活保護世帯の増加に伴うケースワーカーの増員
④高齢者の増加に伴う要介護認定事務の増加
⑤社会福祉法の改正に伴う地域共生社会の推進
⑥障がい者への相談、支援体制の充実
⑦児童福祉法に基づく子ども家庭総合支援拠点設置に関わる体制整備
⑧食品衛生法の改正に伴うHACCP導入による食肉衛生検査証の体制
⑨中核市としての権限移譲事務の対応
2総合振興計画の重要施策の推進に係る増員
⑩危機管理、水防体制の強化
⑪行政デジタル化の推進
3新たな施策や行政課題への対応に係る増員
⑫まちづくりの拠点整備の推進
⑬働き方の多様化に対応した課税調査の強化
⑭新たな感染症対応に向けた保健所の体制強化
4その他
⑮新庁舎開設に合わせた窓口改善
⑯内部統制の取組推進
⑰空き家等適正管理事業の推進
⑱ふれあい収集の拡充
越谷・松伏水道水道企業団への派遣の人員削減
反対の方の討論や質疑を聞いていると
業務委託・AI・RPAで減らす努力をしていない
新型コロナで先が見えていないので5年でなく1年がのぞましい
というような意見が多かったと思います。
増員計画のこの部分が、業務委託できるとか
AIを使えばこの部分の増員が必要ないというような
議案に挙がっていた具体的な増員部分への反対意見ではなく
職員の総数に対しての「もっと努力が必要である」的な
意見が多かったので、議案の審議としての反対討論であれば
個人的にはもうすこし具体論を聞きたかったですね。
またこれらの意見を全く間違っていくというつもりもなく
もちろん総論としての職員抑制の努力は必要です。
私は、最近の決算特別委員会では
「他自治体のケアプラン作成におけるAIの活用(試験的取組)の事例」などを
紹介させて頂きましたが、
得意のITの知識をフル活用して、この先色々提案
していきたいと思います。