第51回 民主党埼玉県第3区セミナー開催『絶対ダメ!集団的自衛権の行使 解釈改憲』

本日、民主党埼玉県第3区セミナーが開催されました。
主題は、『絶対ダメ!集団的自衛権の行使 解釈改憲』です。
講師は、元防衛大臣 参議院議員 北澤俊美氏です。

(元防衛大臣 参議院議員 北澤俊美氏です)

(多くの方が集まってくれました)
北澤氏からは、大きく下記3点についてのお話がありました。
===============================
1.発言をころころと変える安倍首相の外交における危険性
2.内閣が閣議によって集団的自衛権の解釈を変えてしまうということに
 ついての危険性

 ①立憲主義の観点からの危険性
 ②法治主義(法治国家)の観点からの危険性
 ③法的安定性確保からみたときの危険性
  ⇒この内閣は集団自衛権OKです。次の内閣はダメです。こんなことは
  ありえない。それこそ海外の関係者は安心して日本とは付き合えない。
 
  ⇒安倍首相の国会軽視はまさに国民軽視である。国民の代表は国会であり、内閣ではない。
   それを全くわかっていない。そして当初は憲法改正にて実施しようとして
   ハードルが高いとなると、こんどは96条改正を先行しようとして、またそれも
   批判にさらされると、今度はありえない解釈改憲なんてことを考える・・・・
   これで立憲主義、法治主義が成り立つのだろうか・・・
  
3.この度の自民党が提示した事例の現実性のなさ
  例えば、戦艦が一般国民を救出・輸送するなんてことは軍事的な観点からして
  ありえない。戦艦は、もっとも狙われる対象であり、危険のがわかっている
  アメリカ自体もそんなことはしないと明言している。
  そして、有事の際に一番有効なのは、トップどうしの外交である。
  そうした外交によって、国民を安全に導くのである。
  今安倍首相は、近隣の中国、韓国のTOPと話合う関係すら築くことができない
  そんな状況にも関わらず、武力の行使での抑止力を
  前面に打ち出している発想が危険・・・
===============================
どの話も、元防衛大臣として、わかりやすく、重みのある話でした。
そして、最後にこのようにコメントされていました。
「防衛大臣としての仕事は、自衛隊を増強することであるが、
これは今までは憲法9条の 専守防衛(他国に戦争にいかない)という
大前提があるからこそ、自身をもって取り組めた!今後はどうなるか
不安でしかたない」という話をされていました。
明日は、とうとう閣議決定がされるであろうと言われています。
この集団的自衛権の行使、もしくは解釈改憲に多くの市民が反対をしています。
そして多くの地方議会でも、解釈改憲反対や慎重審議の意見書が提出されています。
秘密保護法の時もそうでしたが、安倍首相には、国民や地方議会の声は
全く届かないのでしょうか?
国民は、そんな政治を求めているのでしょうか?私には違う気がしてなりません。
私は、政治に携わる身として、もっと声をあげ、しっかりと活動していかなければ
ならないと、改めて感じます。
尚、私の越谷市議会での集団的自衛権の行使 解釈改憲反対に対しての賛成討論は下記
ブログで読むことができます。
http://blog.akira-fukuda.com/?eid=1177
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA