予算特別委員会5日間の全日程終了!

予算特別委員会5日間の全日程が終了しました。
全ての議案が委員会では可決されました。
先日のブログにも書きましたが、
①医療や教育を中心に越谷市のサービスは向上している
 ⇒私が知る限り市民の皆様からは、一定の評価を得ている
②市税も若干であるが増えている
 ⇒この少子化時代に人口が増えている(まちづくりが成功している)
②市の借金は普通債ベース、一般会計/特別会計合計ベースで見ても年々減少している。
 ⇒臨時財政対策債は増えているが、これは国の借金の肩代わりという見方もあり
  今後の課題となる
そういう意味では、現状を考えると良い行政運営をしていると評価できます。
しかし一方では、少子高齢化社会の中
・生産年齢人口(年齢別人口のうち労働力の中核を なす15歳以上65歳未満の人口層)
 の数は減っている。
 ⇒税収は減って行くことが見込まる
・ご年配の方は増える
 ⇒社会保障費を中心とした歳出は増える、
・公共施設などの更新が必要
 ⇒今後莫大なお金が必要
先々を考えると財政面からして好条件はほとんどありません。
そんな中、今の行政サービスを維持するには、多様なニーズに対応していくには
どうしたらいいのでしょうか?
そのようなことを思った時に、私がこの度、質疑を通して執行部に伝えようとしたことは
『現状からの変革』です。
なかなか実施しているサービスをなくすことは難しいものです。
でも減収のなか、止めるサービスがあまりなければ、サービスを維持するためには
今あるサービスを変えていかなければなりません。
それは、『徹底して考える』ことです。今あるサービスの意味!違うやり方で同じ成果を出す
やり方はないか?サービスを80%に落としたらどうなるのか?
ある事業とある事業をくっつけて統合することができないか?などなどです。
しかも大切なのは、今までの枠にとらわれずに考えてみることです。
このようなことは余裕があるときに色々な方法を考えておく必要があります。
執行部からすれば、若干生意気に聞こえたかもしれませんが、
議員の仕事は、話すこと、伝えること、議論することですので、その辺は
ある程度は割り切らないとしょうがないですね!
私も上場企業のマネージャーをやっていた経験をもとにお話をさせて頂いたつもりです。
下記に私の個別の質問(抜粋)を記載します。
☆歳入
・市民税の見込み金額については景気を予想して想定している旨の説明があったが
 その想定は、何処の機関が出している何の数字が根拠か?そして去年よりどれだけ
 改善されたか説明願う?
・執行部も過去に使われている言葉だが、『入(い)るを量りて出(いず)るを制す』という
 ものがある。先ほどの説明の通り、去年より、税収上がっている。
 しかし税収の伸び率(0.6%)であり、歳出の伸び率(1.7%)の方が大きい
 当然歳入は税収だけではないのだが、地方交付税は前年度減額、
 市債は増額となっている、この状況をどう評価しているのか?
 どうしてこのような予算編成になったのか?
・超高齢化社会になり、税収の増がなかなか見込めないなか
 歳出だけが、自然と増えていく。そんな中、選択と集中をどうすすめていくのか?
・なかなか選択と集中とは言っても進まない。事業を止めるということはなかなか
 できない。このまま増え続ける歳出の歯止めとして、はやはりルールが必要だと
 思っております。現在越谷市は新規普通債発行を50億円と上限をときめており、
 これが防波堤となっている。これをぜひとも貫いてほしい。
 その一方で、海外の財政規律がうまくいっているスウェーデンの予算編成をみると
 歳入の予想から、歳出の上限つまりシーリングを決定してしまい、
 その範囲内で事業をきめる。つまり一つの部署の歳出が上がれば、
 他の部署の歳出は削らなければならないという厳しい運営をしている。
 まさに『入(い)るを量りて出(いず)るを制す』である。
 これは日本のように当初予算、一般会計のみに適用という、抜け道だらけの
 枠ではなく、補正予算、特別会計もふくめた範囲でのシーリングだとのこと。
 超高齢化社会のなか、このような手法も予算編成の実施方法として
 検討しなけらばならない状況がくると思われるが、見解は?
☆歳出
●庁用備品管理費
【質問】
・自動車購入費480万円とあるが、これは何の自動車を何台購入する予定なのか?
・今市役所全体で自動車が何台あるか?
・執行部全体で自動車の適正台数をどのように図っているか?
・更に減らすということも必要となるが、そのようなことを考えてほしい(要望)
●病後児保育事業
【質問】どのような症状の方がご利用になっているのか?
・過去2年間の利用の人数と今年の見通しは?
・および一人当たりに換算した場合の単価は?
・他市との共同経営などをおこない利用日の平準化を行うべきだと思うが
 いかがでしょうか?
●保育所整備事業
【確認】
・この度は大袋保育園と荻島保育園が建て替えという形で進んでいる
 この施設は何年程度利用するという見込みでつくられているのか?
・耐震基準などを確保しており、生命に危機が及ばないことが前提であるが、
 施設全体の設備ランクを落として、金額を抑えること可能か?
・現在のニーズからみればもっと数がいる。そして人口減少社会からみれば
 いずれ、保育園のニーズもへる可能性もある。
 そうした際には、今ある2つの予算で3つの保育園を作るような発想が必要である
 (セダンを2台買う料金で軽自動車を3台買うというような発想が必要)
 (当然安全面は確保したうえで)と思うが・・・そのようなことは可能か?
●高収益農業推進事業
・集団的とは、どれくらいの規模を表すのか?
・新規でビニールハウスを作るという、取り組みは一歩前進ととらえており、
 評価しているが、それに続く土地・人材可能性があるのか?
・ライバルはどこか?また新規事業に対する意気込みは?
●河川施設維持管理費
・土手にある階段についてお聞きしたい
 ポンプ施設やゲートにの近くにある階段は市の管轄だとお聞きしているが
 この階段の段差がきつくて、市民の方から直してほしいとの依頼の声を多く
 聞いているが、見解は?
・手すりなどをつけるなどの解決策は?
●内水対策事業
・事業実施の場所について教えてほしい?
・応急対策事業について、昔から内水の被害がはげしい弥栄町、弥十郎地区の
 対策は終了したのか?
・統合治水マスタープランが前期第二期、振興計画上、先送りになったととの
 市長の答弁が先の代表質問であったが、この理由は?

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