越谷・松伏水道企業団行政調査(2月12~13日)
越谷・松伏水道企業団での行政調査に参加をしました。
調査内容は下記の通りです。
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岡山県 岡山市 水道局(2月12日)
水安全計画の策定、水道GLP取得について
広島県 福山市 下水道局(2月13日)
配水管整備事業、水道施設地震対策基本計画等について
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それぞれについて特徴のみになりますが記載したいと思います。
〇岡山県 岡山市 水道局
水安全計画の策定、水道GLP取得について
「水道の持続発展に向けて」ということで先方より説明がありました。
まず素晴らしいのは明治38年(1905年)の通水開始以降107年間一度も
断水がないということ
現在は総合基本計画(6つの基本施策)の取組中であるとのこと
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1.安全でおいしい水の供給
⇒水道GLP認定取得※
2.信頼性の高い水道システムの確立
⇒老朽管の優先的更新
⇒石綿管の100%解消
3.災害に強い水道づくり
⇒市内小中学校117校に応急給水スタンドの設置
⇒管理基準を定めた危機管理標準マニュアルによる浄水場での管理
4.お客様の満足に応える水道づくり
⇒お客様センターを開設 ワンストップサービスの実施
(カスタマーレポートを活用したお客様からの声の記録管理の実施)
5.行財政改革推進等による経営基盤強化
⇒人件費の削減と企業債残高の削減(金利が高い企業債の早期返済)
6.資源循環型の水道システムの構築
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※水道GLP(Good Laboratory Practice:優良試験所規範)とは、
水質検査機関による検査結果の信頼性確保を目的として、
社団法人日本水道協会によって制定された規準です。
国際規格であるISO9001とISO/IEC17025の要求事項を参考にしながら、
分析や試験が適正に実施されたことを証明できる基準を定めたものであり、
管理上の要件と技術的要件から構成されています。
日本水道協会水道GLP認定委員会による厳正な審査を経て認定されます。
(岡山市 HPより)
〇広島県 福山市 下水道局
配水管整備事業、水道施設地震対策基本計画等について
効率的な排水管整備
膨大な管路の中から、更新すべき管路を選定するため、経過年数だけではなく
管路の持つ重要度・影響度をはじめ、管種や漏水事故履歴などを点数化した
管路評価基準による総合的な評価を行い、更新の優先順位づけを行っているとのこと
・管路評価基準 8項目
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①事故の際に生じる社会的影響度 (断水の影響度)
②重要度
(地域防災計画に掲げられている市庁舎,医療機関,
避難場所など災害時重要拠点までの管路)
③埋設か所の土壌
④管種
⑤道路等の形態
⑥管路の事故履歴(漏水か所数)
⑦経過年数
⑧水圧低下など問題の生じている管路
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・水道技術研修センター
水道技術研修センターを持ち水道技術の継承と業務の委託化などによる
職員の技術力低下の防止,また,環境の変化がもたらす新たな課題にも対応するため,
職員全体の技術力向上をめざしている。
配水管から給水装置までの維持管理に関する一連の基本的知識・水道技術の
研修ができるとのこと
岡山市水道記念館です
浄水センターの全体模型図です。
岡山市の浄水場のろ過池の断面模型です。
福山市での研修の様子です。