研修:コミュニティバス&タクシーの検証と近未来
高齢化・人口減少社会下で元気な「交通サービス」をどう創るか、
増大する生活交通(買物・通院)難民のサポートをどのようにビジネス化するかという
目的で開催された『コミュニティバス&タクシーの検証と近未来』の研修を受講しました。
内容は下記ですがとても充実した内容でした。
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①全国調査にみるコミュニティバスの現状と課題、展望
~日本経済新聞社の全国809市区コミュニティバス利用実態調査から~
1.全国都市調査に見る生活交通手段(コミュニティバス、乗合タクシー)の実態(導入・運行・利用)
2.先行事例に見る導入のヒントと課題
3.使い勝手の良いサービスをいかに実現するか
BY 市川 嘉一 氏/日本経済新聞社編集局産業地域研究所主任研究員
②生活交通としてのコミュニティバス・乗合タクシーと行政(議会)・事業者の役割
1.地方分権下での地域交通政策づくり
2.様々なコミュニティバスと委託方式
3.コミュニティバス・乗合タクシーの広域的運営
4.幹線バスの重要性
BY 寺田 一薫 氏/東京海洋大学海洋工学部教授
③ [武蔵野市] 元祖コミュニティバス・ムーバス15年の歩みと検証
1.ムーバス導入の背景
2.ムーバスの導入効果
3.ムーバスの意義と今後の課題
4.地域公共交通総合連携計画について
BY 大田 雅彦 氏/武蔵野市都市整備部交通対策課長(東京)
④[小平市] コミュニティバス「にじバス」から市民協働型コミュニティタクシーの展開へ
1.小平市の交通施策:総合的な交通体系のあり方の検討とコミュニティバス「にじバス」
2.コミュニティタクシーの導入背景と経緯
(1)にじバス運行の検証
(2)コミュニティタクシー検討の背景
(3)コミュニティタクシーの導入方針と新しい方策の検討
3.コミュニティタクシー「ぶるべー号」の運行と今後
(1)市民協働による実験運行と改善
(2)地域活性と新地域の検討状況
BY 滝澤 清児 氏/小平市都市開発部公共交通担当参事(東京)
⑤ [埼玉・イーグルバス] 地域生活交通サービス産業としての経営戦略
1.国の新たな規制と枠組みづくり
2.弊社の路線バス事業改善の取り組み
3.地域連携による生活交通維持のプロセス提案
BY 谷島 賢 氏/イーグルバス㈱代表取締役社長
⑥〔参加者との質疑応答&意見交換〕
市民と行政・議会と事業者のパートナーシップでどう需要(利用)を開発するか
BY 寺田一薫氏(進行)/市川嘉一氏/大田雅彦氏/滝澤清児氏/谷島賢氏
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公共交通も取り巻く環境(法律)、行政と業者との契約形態、実際の行政の取組の裏側を
お聞きできたということろが大変ためになりました。
学んだことはたくさんありますが、特に重要だと思った点について報告します。
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①公共交通は社会福祉と同時に、まちづくりの一環であること。
②公共交通にはこれだという正解はない。地域参加型でつくり上げることが重要
地道にやればかならず地域の意見は集約できる。
③乗り続けられる公共交通を目指すこと。
そのために路線の距離と本数が重要
『片道最大5キロ』&『30分に一本』このあたりの数字がキーワードか!?
④テストランニングの重要性:ここで本番導入の可否や路線の変更ができる。
⑤無料はできるだけ避けた方がよい。無料だから乗るという人はほとんどいない。
⑥民間と共存が必要!行政のサービスだけの利用が多くなってしまっては
本末転倒である。
⑦改善を重ねていけば、収支は一定程度までは、よい方向にもっていける。
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まる一日かけた研修でしたが、大変勉強になりました。
私もより多くの情報や事例を仕入れて、4月から活動が始まる
公共交通網整備推進研究委員会では、越谷市にあるようにカスタマイズして
しっかりとよい意見を提供していきたいと思います。

研修の様子です。
