埼玉第4区市議会議長研修会

埼玉第4区市議会議長研修会がありました。

地域経営を担う議会「住民自治の根幹としての議会改革」という題目で、
山梨学院大学法学部 江藤俊昭教授に講演をして頂きました。

この江藤俊昭教授は『議員力のすすめ』という本にも出てくる方で
一度、講演を聞いてみたかったので、いい機会を頂きました。
色々な話がありましたが、特に参考になった話を記載しておきます。
①議会にはとんでもない権限が与えられているということ
  (自治体の法律=条例、予算、決算、主要な計画、執行権にも)
  ⇒なぜ議会に権限を与えるのか?
   理由「住民の代表機関および議事機関として、多様な目線で議論(修正や発見)や
     決議できるという特殊な機関だという事」
     二元代表制として市長(行政)と議論していく議会にしていく必要がある。
  ★議員は自らの権限を意識して活動をすべきことが必要です。
②総合計画を軸とした地域経営が必要であること
  現在の市の将来の設計は総合計画(越谷市は総合振興計画)を
  バイブルとして進められている。
  総合計画を軸として地域経営が行われるがゆえに、当然行政計画ではなく、
  団体意志の表明としての計画でなければならない。
  つまり、住民のさまざまな意向を聞きながら、また討議しながらも
  最終的には住民の代表としての議会の議決が必要である。
  それは議会は「公開と討議」の場だからである。
  ※総合計画は、5年や10年などのスパンで作成されることが多い
  (越谷市も同様の期間で作成されている)
  しかしながら、市長の任期である4年・または8年などのスパンで計画、
  実行する事が望ましいとのコメントもありました。
 ★議員は総合計画を熟知し、これを中心とした議論をするべきです。
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 総合計画の勘所(西寺雅也氏)
 ①実現可能性を重視する
 ②恣意的な事業選択を許さない
 ③柔軟な総合計画の運用
 ④総合計画と予算編成のリンク
 ⑤総合改革に財政計画を位置づける
 ⑥総合計画は政策全体を明示し、
  行政が行うことについての市民との約束事
 ⑦首相の任期と計画期間の整合性の確保
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 この①~⑦を見て、なるほどその通りと感心してしまいました。
 
③議員活動を明確に
 
市民はしっかりと見ている、市民と共に歩いていくならば、
 議会報告などは最低でも行うこと。
 どんな活動をしたかということだけではなく、
 その成果が問われることを再認識しました。


この度の江藤教授の講演、とても勉強になりました。
市民のための議員活動、そして開かれた議会を目指し、日々取り組んでいきたいと思います。

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