議運での採決!議員の質問時間が半分に・・・・&12月議会告示日

本日、議会運営委員会(議運)が開催されました。

そしてこの議運では、私としては大変残念な決議がありました。

 

それは、議員の一般質問の質問時間を2時間から1時間に変更する

という決議です。

 

あとここは別に残念ではないのですが、一般質問における時間割を

 

はっきりさせ事前公表するということも決定しました。

 

 

この一般質問の持ち時間短縮について市民の方から詳しく知りたいと

いう話をもらいましたのでわかりやすく記載します。

 

出来るだけ事実と、自分の考え(思い)の部分をわけて記載します。

◆今までの一般質問の在り方(新型コロナ対応は関係ないとき)

1人2時間 特に質問者の人数制限は設けていない。
ただし、議長、副議長、監査を除く全員が2時間質問を行うと
一般質問の日程、4日間で終わらないという現実もある。
4日間の日程を、5日に延長している例はよくあるが

質問の日程が全然足りないという状況になったことはない。

(私が議員になる前の話はどうかよくわかっていないのでご容赦願う)

 

尚、過去2年の一般質問における
質問実施人数、平均時間、最長時間、最短時間は
下記の表のとおり

 


※3月議会は会派の代表のみがおこなう代表質問なので省く

 

尚、一般質問の最大持ち時間は2時間であっても
早く終了すれば、次の議員の質問に移る。

 

よって傍聴する市民の側に立てば、目当ての質問が
いつ実施されるのかはっきりせずに傍聴しにくいという点はある。

◆議会改革の提案
 議会改革一般質問の持ち時間を現状の2時間から1時間に
 変更し、時間割を公表し、市民にわかりやすくしようという
 提案が自由民主党越谷市議団から提出されていた。

 たしか一時間という時間は、他自治体の例や越谷市の平均質問時間から
 考えた時間であると私は認識している。

 

しかしこの提案は反対意見もあり、まとまっていなかった。

 

私の会派での反対の主な理由は以下等
・現状の一般質問の2時間は議員がその職務を全うするのに必要。
 現状2時間近く使って一般質問をしている議員もいる。
・通常時は2時間必要ない場合もあるかもしれないが、大きな問題等が
 発生したばあい、十分な質問時間を確保しておく必要がある。
 ※個人的な話であるが、私はほとんど1時間以内で一般質問を終えている。
・2時間という一般質問の持ち時間は、他自治体と比較した場合多い時間である。
 これはある意味、他自治体からみて先進事例である。
・市民は、議員の一般質問の時間を短くして、傍聴をしやすくすること
 より議員としてしっかりと必要な時間を用いて質問し、
 良い市政運営に貢献することを望んでいると考える
 ただし、市民に開かれた議会にすることはもちろん必要である。
 それは、PCやスマホなど色々な媒体で
 傍聴できるように工夫してきているし、また録画も見れる。
 一般質問に続き、委員会の録画中継も開始している。このように
 いつでも市民が議会にアクセスできる環境の拡充が必要であるし
 引き続きその努力はすべき。

◆議会運営委員会での議題の決定について
 基本的に採決によって決めるのではなく
 出来る限り、全会派一致で決めるのが基本ルールとなっている。

 全会派の意見の一致がみられないときは、基本従来のルールを採用する
 こととなる。もちろん、採決を用いた例もあるが、数例にとどまっている。

◆一般質問における新型コロナウイルス感染症対策
 2020年9月定例議会の一般質問の新型コロナ感染症対策としてのルールとして
 一般質問の持ち時間は、一人1時間以内、質問者は会派の半数以内とする。

 この前提は、これは議会改革としての短縮ではなく、あくまで
 新型コロナ感染症の対策として実施することを代表者会議
 および議運で事前確認している。

 ※マスク着用や、防護シールド、一時間おきの換気、出席者を半分にするなどの
 対策もあわせて実施している

 

 ⇒実際に9月定例議会は、このルールで一般質問を実施。

 

◆2020年12月定例議会を実施するについての意見の相違
 日本共産党越谷市議団より、一般質問の持ち時間は

 一人1時間以内、尚質問者は会派の半数以内とする
 というのをやめ、通常どおり、2時間以内、会派の人数制限に戻してほしい
 との提案あり。

 

その提案にたいしての各会派の意見は下記のとおり

 

・反対 現状どおりが良い 一人1時間以内、会派の半数以内
 自由民主党越谷市議団、公明党越谷市議団、日本維新の会
 
・賛成 通常にもどす 2時間以内、会派の人数制限なし
 日本共産党越谷市議団 越谷刷新クラブ

 

・折衷的案 一人1時間以内、会派の人数制限はなし
 立憲・市民ネット(私の会派)

 

上記条件で時間を費やし話を進めるが全会派一致とならない。

私の理解では、マスク着用や、防護シールド、一時間おきの換気で

新型コロナの対策は出来ているので、一般質問のやり方は元にもどすべき

という意見と、今新型コロナは第3波の拡大をつづけており

ここで元に戻すのは拙速であろうという意見があり、ぶつかっていた。

(この意見の対立はどっちが正しいとか間違っているということはない。
正解がないなかで議論をして決めていくということは、とても重要なことである。
それこそ議会の存在意味そのものである)

私たちの会派は、新型コロナ対策も重要だが、こういう時だからこそ
議員がすくない時間でも質問できる環境が必要だということで、

折衷案的な意見であった。

この議論の最後のほうになって、一般質問の時間を元に戻すことや

我々の会派の提案は新型コロナ対策ではなく

議会改革の話であるという意見が出てきた。
しかし、私たちの会派は、新型コロナ対策において一般質問がどうあるべきがを
議論していたし、その主張を繰り返し述べた。

なぜ議会改革の話にもどってしまうのか理解できなかった。
今でもその議論のロジックは私には理解出来ていない。

◆12月定例議会も間近になり、最後の話し合い。
①一般質問以外についての新型コロナ感染症対策については

 全会派が合意する。

②一般質問部分はどうするか白紙の状況

 (基本としては、2時間、人数制限無しの状態だと私は理解)

③自由民主党越谷市議団から、動議が提出される。

動議内容 一般質問の運用ルールを議会改革において自由民主党越谷市議団が提出した

     案にて採決してほしい

動議の理由 新型コロナ拡大時に対応が必要、市民に開かれた議会が必要、今まで議会改革にて
      多くの時間話し合ってきたが結論が出ていないので、今こそ決めるべき 
      ※この理由は、動議提出に驚き、メモをとっていないので間違いがあれば

       指摘していただきたい。(大枠はあっていると思うが・・・)

 

動議を採決することにの賛成か反対か
賛成 自由民主党越谷市議団、公明党越谷市議団、越谷刷新クラブ、日本維新の会
反対 立憲・市民ネット 日本共産党越谷市議団
⇒結果:動議を採決することが決定

 

動議そのものにたいする採決
賛成 自由民主党越谷市議団、公明党越谷市議団、日本維新の会
反対 立憲・市民ネット、日本共産党越谷市議団、越谷刷新クラブ
⇒結果:動議採択

◆私個人の考えおよび思い
先も述べたが、基本全会派一致での決定が議会運営委員会の原則であるので

動議が出たことに驚く。
ただし、12月議会もあるので方向性は決めなければならないというのも事実である。
もし最終手段として動議を出すのであれば、先の新型コロナの対応においての
一般質問についての在り方について決定する動議であれば、理解は出来なくもない。

(動議を肯定するものではない)

しかし、動議は、新型コロナ対策ではなく、これから通常運用として

議員の一般質問の持ち時間を今までの半分にするという決定であり

私たち会派は、上記に書いた理由にて反対している。
(しかも結果5対4という採決の結果からしても、議会で意見が

 真っ二つであったことは事実である。)

我々の会派の思いが理解されなかったことが大変残念であるし、
市民も議員の時間短縮を望んでいたかは疑問である。

(もちろん、時間割がしっかりと出ることを喜ぶ市民はいると思う)

また、この度の12月議会を、自民党越谷市議団提案の議会改革案で実施をするということは、
実質的に、我々が提示してきた新型コロナ対策としての折衷案と内容は一緒である。

であれば、新型コロナ対応としての12月の一般質問の運営は
少なからず、我々の出した折衷的案でも良いということになるのではないかと考える。

動議を出したのは議会運営委員会の委員長の会派でもあるので

私たち会派が出した折衷的案で12月議会の方向性をまとめ上げることも

可能であったかもしれないと考える。

いずれにしても、議員がフリーで質問できる最大時間が、半分になってしまったという
事実がそこにある。

 

繰り返すが、市民がそのようなことを望んでいたのか私には多くの疑問が残る。

 

 

また、本日は、12月定例議会告示日でした。
議案について一通りの説明をうけましたが
この度は、議案数が多いですね!
質問時間の件は別として、

しっかりと準備をしていきたいと思います。

 

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