議会運営委員会行政調査
本日は、議会運営員会にて行政調査を実施しました。
行先は千葉県習志野市です。
(先方の議場でプレゼン&模擬議会形式でお話を聞きました。)
(本日の資料です)
調査の結果を下記に要点を記載します。
1.議会改革検討協議会
議長の所信表明で次のことがあげられる
・市民が興味を持つ議会
・開かれた議会
そして次の2つのテーマを実施していくことを決定
①議会基本条例の制定等(全6回実施)
②議会のICT化(全7回実施)
結論を出しやすく、会議の公開の可否を選択できる等の
メリットのある協議会とし、名称を「議会改革検討協議会」とした。
2.専門業務説明会
議会改革検討協議会による取り組みの他、市の業務及び制度に
関する知識を培い、議員活動に資することを目的とした勉強会
「専門業務説明会」を開催
勉強会で扱うテーマは、市政全般の中から議長が決定。
執行部職員を講師として招き、質疑を含め1~2時間程度で開催
(必要に応じて現地視察を実施)
開催実績
・介護保険制度について
・入札。契約制度について
・市内こども園・保育所等視察会
・市税等について
・まちづくり要望の実施について
・防犯、防災、救急の実例集について
・学校給食センター視察会
・小中学校エアコン設置状況見学会
3.ITC化推進事業
タブレット端末を利用したクラウド型ペーパーレスシステム
(SideBooksです)
<導入の目的>
市議会で消費されるコピー用紙や印刷等事務作業の削減による
行政コストの削減、議会活動・議員活動の利便性向上と活性化を実現する
⇒行政コストの削減効果
・消耗品費・印刷製本費の削減
・人件費の削減
⇒業務改善
・情報の携帯性向上
・資料配布・差し控えにかかる作業量削減
・資料検索・コピー等の手間の削減
・特に議員からの資料要求に対する業務改善(事務局)
<システム概要>
・タブレット端末
iPad Pro12.9インチ Wi-Fi専用モデル 50台
・ぺーバーレスシステム
SideBooks
・データ管理形式
クラウド型
・ネットワーク
公費で議会フロアにWi-Fiを設備
アクセスポイント13か所 最大60台接続可能
<メリット・デメリット>
・メリット
議員要求資料・議場配布資料のデータ配信
資料の差し替えが容易
・デメリット
紙資料に慣れている議員が多い
タブレット端末・通信環境に不具合が生じた場合、閲覧が具可能になる
・改善点
タブレット端末から印刷でいる環境の構築
予備バッテリーの配置
4.議場システム
議会の採決システム
子ども連れの方でもみえる傍聴席 などを見学
越谷市でも議会運営員会にて議会改革における打合せやワーキンググループなど
実施しているが習志野市のように、議会改革検討協議会や専門業務説明会を
ルール化するなどの方式は越谷市でも参考にすべきと考える。
またタブレットに関しては端末の性能があがっていることもあり
以前見た時よりも、非常に操作性が良く、今後議会もこうした形に
なっていくのだろうと思われる。ただし議会費を利用するなかで、
費用対効果と、どこまで自由度があるのか慎重に判断していかなればならないと考える。