当事者ご本人からトランスジェンダー&LGBTを学ぶ

本日は地方改革ネットの集まりで、

トランスジェンダーの白花茉莉さんとお会いし、

 

直接お話をお聞きする機会を頂きました。

 

LGBT(レズ、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)

 

という言葉が最近では当たり前に聞きますが、自分自身の身近に

 

そういう方がいないため

 

(もしかしたら気が付いていないだけかもしれませんが・・・)

 

ご本人にお会いし、話をお聞きできる場を頂き大変貴重な経験を

 

させていただきました。

 

(なんとなく気に入った写真なので使いました)

 

白花茉莉さんのご意見&私が感じたことを記載します。

 

白花茉莉さん
・性別  男性
・性自認 女性
・性指向(恋愛対象となる方) 女性

 

つまりは男性に生まれたが、

自分が自分の事を捉えている性は女性で、
そして好きになる相手は女性ということです。

※白花茉莉さん本人も自分が何者であるかわからない

と話されておられました。

相当苦しい精神状況になることが

 

白花茉莉さんの話から理解できました。

 

以下私が学んだこと

・性同一性障害で苦しむ方は、精神疾患で苦しむ方が大変多い。

・どこに相談してよいかわからない。

 WEBで調べらることが出来る精神状況でもなくなる。

・トランスジェンダーについて相談する医師が見つかっても、
 数が限られているため、何か月待ちの状況となる。

・ホルモン治療は一度実施するとやめられない。

・トランスジェンダーとは、身体の性と心の性が不一致で

 悩んでいる状態の方を差し、
 性同一性障害とは、医者から診断し認められた方。

 診断名である。

・性同一性障害として認められるのは、

 自分史(ルーズリーフ40枚くらい)

 というものを作成して提出しなければらなない。

 その後取りまとめて10枚くらいのものとなる。

・性適合手術は保険が適用されるようになった(3割負担)が、

 ホルモン治療をしている方は混合診療の原則から

 保険が適用されない。

 

・ホルモン治療をしている方は、現状では医療保険に

 加入することができない。

・意見を言える伝えられる場所がほしい。そして仲間もほしい。

・同じ境遇の方が近くにいると安心(精神的安定を得られる)

・国会議員の方が「LGBTの方に生産性がない」という発言を

 したときに、LGBTの方々が抗議のデモ等に参加していたが

 デモに参加できる方は、ある意味

 壁を突破した精神的に強い方々。

 そういうことができずに苦しんでいる方は沢山いる。

・朝起きると性を感じる。トイレに行くときに自分の性器を見たり、

 服を着替えるときに体を見たり、また顔を洗う時に自分の顔を見る。

 こうした行為のたびに、苦しみを感じる。

その中でも一番重要だとお話されていたことは下記の部分だと思います。
多様性がとても大事。
⇒トランスジェンダーの方にとって良いことが
 他のマイノリティー(社会的少数者)の方に良いとは限らない。
 (生理的に嫌だと思うことを変えることは難しい)

だからこそ二択の選択ではなく、多様性が大事だということ。
良いか悪いかではなく、どのように考えるかが重要
そして、普通に接してくれることが一番ありがたい

 

本日の話を聞いて、トランスジェンダーの方が、

 

精神的にどれだけ苦しいのかということが

すこし分かった気がします。

 

白花茉莉さんも本日、話ができる場があってうれしかった、

 

また同じ境遇の仲間が欲しいというお話をされていました。

 

だからこそ、可能な限りそういう方が活動しやすい場を

 

作ることが今の自分に出来ることではないかと

 

考えた一日となりました。
 

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