議会運営委員会行政調査(1月23日~24日)
1月23日~24日にかけて議会運営委員会にて
行政調査を行いました。
その内容を下記にご報告します。
①三重県亀山市(1月23日)
議会活性化等の取り組みについて(議会の情報化推進について等)
②愛知県安城市(1月24日)
議会活性化等の取り組みについて(議会ICT化の取り組みについて等)
三重県亀山市
議会活性化(議会の情報化推進について等)

(行政調査の様子①)

(行政調査の様子②)

(ICT管理のやり方)
亀山市議会は、一言で説明すると
議会が大変機能しているとの印象です。
A.議会改革推進会議
平成22年に議会基本条例を定める。21条に下記がある。
21条 議会は、継続的にその議会改革を推進するため、
議員で構成する議会改革推進会議を置く
(議員全員で構成)
議会改革推進会議及びその補助機関として
議会改革推進会議検討部会を設置
(各会派から1名選出して構成)
議会改革推進会議が毎年多くの課題を継続して検討している。
主な検討内容を下記に抜粋する。
・総合計画後期基本計画の審査の方法について
・市長が提案する重要な政策の定義について
・各種審議会等への議員派遣について
・市民の傍聴の意欲を高める議会運営とは
・機能が十分に発揮できる委員会のあり方とは
・議会要覧の確認・見直し
・広聴広報機能の充実(ホームページ)
・議案への賛否の公開について
・予算内示会の場の検討
・亀山市議会議会改革推進会議規程の改正
・機能が十分に発揮できる委員会運営
・市民の傍聴の意欲を高める運営
・本条例の目的達成の検証の在り方について
・広聴機能の充実
・議会基本条例逐条解説の改訂について
・機能が十分に発揮できる委員会のあり方とは
・市民の傍聴の意欲を高める議会運営とは
・市議会だよりの報告内容の見直しについての検討
・議会からの審議会委員への派遣の取扱いについて
・議決を要しない計画等への議会の意見反映はどうするのか
・政策の立案及び提言のあり方について
・反問権の取り扱いについて
・政務活動費公開内容の検討について
・議会基本条例の基本理念の抽出(協働の定義について)
・広聴広報機能の充実(議会報告会)
・機能が十分に発揮できる議会及び委員 会のあり方について
・議会の情報化について
・公聴会制度及び参考人制度について
・請願者の説明機会について
・議会提出議案への市長等の意見表明について
・長期欠席者への対応
・議会事務局の機能強化について
・議会運営の監視及び評価をどのように行っていくのかについて
・新たな議決項目の必要性について
・議員の政治倫理への対応
・議会・議員の政策形成及び立案能力の向上
・条例の検証及び見直し手続きの目的達成の検証の在り方について
・議会基本条例の基本理念の抽出(将来の自治基本条例の制定に向けて)
⇒上記内容を見ていくと、まさに議会が機能していることが分かる。
また各常任委員会でも一年で一つの課題を決め
委員会で提言をまとめ市長に提出している。
⇒常任委員会が機能している。越谷市は実施していない。
越谷市議会内でも議会運営委員会で継続的に
議会改革について話合われているが、亀山市と比較して
開催回数が少ないのとなかなか全会派で合意が図れない
ことが多いということがこれから改善していく点ではないかと考える。
B.情報化
タブレット導入(Microsoft Surface Pro3)
目的
情報伝達の迅速化、ペーパーレス化
⇒効率的な議会活動、積極的な政務活動
Microsoft Surface Pro3の選定理由
office(Word、Excel、PowerPoint)が利用できることが大きい
使用用途
議会活動及び政務活動において使用
・公開会議の資料閲覧
・情報検索
・通告書、視察報告書等の作成
・各種資料作成
・事務局からの連絡
・スケジュール管理
・その他議長が認めたもの
ソフト等は導入していない。コストを極力抑えたスモールスタート
共有システムはMicrosoft OneDrive(無料)を利用
公開しているPDFを用意するので、それを個人で利用してもらうという形式
セキュリティは今後もっと強化する必要があるとのこと
FAXからメールへの移行を実施したとのこと
C.情報公開
本会議、すべての常任委員会(予算・決算含む)においてインターネットによる
ライブ・録画中継実施済み
議会のポイントをまとめた「こんにちは市議会です」(15分~20分程度)を
制作、配信を実施。
⇒開始まもないので、これからの評価となるとのことであったが、
大変わかりやすいと感じた。
愛知県安城市
議会活性化(議会ICT化の取り組みについて等)

(行政調査の様子③)

(SideBook画面①)

(SideBook画面②)

(SideBook画面③)
平成27年に市議会にてICTプロジェクトチームを発足
A.目的
議会ICT化の目的を次にまとめる
①議会運営の効率化・迅速化
・ペーパーレスの推進
・コピー、製本、差し替えなど事務作業の軽減、
業務スピードの向上
②議会の見える化
・魅せる化
・議会のライブ中継、SNS(facebook,twitter)の活用など
議会情報の積極的公開
・議場のICT化など分かり易い議会運営および議会の魅せる化
・大型スクリーン導入、説明資料および持ち込み資料の電子化
③危機管理体制の強化
・災害情報の共有化および情報伝達の迅速化
・議会BCP整備
④議会の活性化、議員の資質向上
・情報伝達の迅速化、議会スケジュールおよび情報共有による
事務作業の確実性の向上、エビデンス性の確保
・情報ソースの拡大、市民への迅速な情報開示
B.効果
主な効果を次の観点で測定する
①定量効果
・業務プロセス改革による事務作業の効率化・迅速化
⇒人件費
⇒ペーパーレス(紙の削減)
⇒事務スピード改善
・市民からの相談、陳情・請願件数
②定性効果 市民からの議会運営の
満足度、信頼度、議員活動のしやすさ
=> 市民と繋がる!
議会・議員の見える化!活性化!
ハード IpadPro採用(2画面で資料が確認できることが大きい)
ソフト SideBook(操作性を重視) グループウェア サイボウズ
C.今後の課題と対応
①ペーパーレス会議システムの使い勝手の向上
・手書き入力などの改善(遅い、各種入力補助ツールの採用)
・編集画面と閲覧画面の切り替えの簡易化(議案の説明が早いと追いつかない)
②改選後のタブレットの入れ替え、共有データの保存期間
や個人データとしての保存 や個人データとしての保存方法
・3年後の議員改選時のタブレットの更新・保存データの取り扱いについて
③利便性とペーパーレス化のバランスの追及
・あくまでも議会の効率化、迅速化、議員活動の充実が狙い
ペーパーレス化自体が目的ではない。
・予算書、決算書取り扱いの方向性?平成27年度は全議員に製本して配布
④定期的なフォローアップ講習の実施
・タブレットの基本操作、便利な機能紹介や議員活動に役立つソフト紹介など
D.工夫点など
・議員主導でのICT推進!
(若手議員による推進とベテラン議員の理解)
・ICTが苦手な議員をターゲットにした推進体制
・ペーパーレス会議だけにフォーカスせずにICT化の
メリットを全体的に検討する
・無理に紙資料を電子化データに完全移行しない!
・議会毎に議員主体で操作講習会を実施し全議員のスキルを
底上げする(議員同士で教え合う風土)
・タブレットを議場以外の議員活動でも利用できる環境を
整備してICT化の便利さを体現する

