総務常任委員会行政調査(11月16日~18日)
11月16日~18日にかけて総務常任委員会の行政調査に行ってきました。
総務常任委員長としての調査ということもあり、いつもより責任を
感じながらの行政調査でしたが、何とか無事に終えることが出来ました。

(飛行機からみた富士山です。絶景でした)
調査内容を下記に報告します。
広島県呉市(11月16日)
①公共施設等総合管理計画について
岡山県岡山市(11月17日)
②消防団活性化計画について
香川県高松市(11月18日)
③行財政改革について
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広島県呉市
①公共施設等総合管理計画について

(新設された呉庁舎です)

(おもてなしです)

(行政調査の様子です)

(説明を聞く私です)
【公共施設等総合管理計画の基本方針】
●「量」と「質」の適正化
現在の公共施設等を、将来にわたりこれまでどおり持ち続けることは困難です。
人口規模、財政規模にふさわしい行政サービスを、安全かつ継続的に提供して
いくために、公共施設等の「量」と「質」の適正化を図ります。
次世代に負担をかけないためにも、人口規模の推移に応じて公共施設等の
「量」を縮減します。
計画的な保全、耐震化、長寿命化により安全を確保しつつ、複合化、集約化
など利用需要の変化に対応しながら「質」を高めていきます。
(1)公共施設
①総延べ床面積を30年間で3割縮減する
・総延べ床面積を30年間で3割縮減します。
・住民ニーズや地域の特性を考慮した再配置を図ります。
②施設を整備する場合は適正な規模等を検討する
・施設を整備する場合は、目的・機能を精査し、適正な
規模・構造・仕様とします。
・統廃合、複合化などについても検討します
③合理的で効率的な資産経営をする
・計画的な維持・補修などにより、コストを縮減します。
・PPP/PFI等の活用によるコスト縮減とサービスの両立を検討します。
・稼働率の低い施設は、見直しを検討します。
・適正な設計、施工、管理に努めます
(2)インフラ
①計画的・効率的に長寿命化を推進する
・施設の長寿命化に取り組み、財政負担の軽減を図ります。
・効率的かつ効果的な維持管理を図ります。
・メンテナンスサイクルを構築し着実に実施します。
②安全・防災・需要を考慮した適正な整備をする
・定期的な点検等により、安全・安心なまちづくりに努めます。
・防災上必要な措置は、優先して整備を推進します。
・利用需要の変化や重要度を考慮して適正な整備を行います。
③新たな技術とニーズに対応する
・最新の技術・工法について、積極的に情報を収集し、
導入を検討します。
・最新の社会ニーズに応えます。
・ライフサイクルコストを考慮した設計・施工に努めます。
・社会経済情勢の変化に応じた質的向上や機能転換、用途
変更や集約化、さらに廃止・撤去も検討します。
【ポイント】
・公共施設総合計画策定については自治会長を中心に全地区の住民にたいし説明を実施。
⇒その際に、説明地域選出の議員と行政が『全体の最適化』について
同じビジョンを共有できていれば話し合いがうまくいく。
⇒利害関係のある方は反発が大きい。
しかし違う考え方の人も多くいる。
声の大きい方だけの話を聞くようなことはしない。
しっかりとしたデータと丁寧な説明で話し合いを進めていく。
・学校関係者は反対の声が多いが、バスで送迎するなどの案をセットで話すなどしている。
・インフラの長寿命化には積極的だが、公共施設の長寿命化には積極的ではない。
昔の建物の延命はコストがかかる試算が出ている。
ただし建設10~15年以内のものは効果があるので長寿命化していく予定。
・公共施設は譲渡することも選択肢の一つ
・各論については次のようなアイデアもある
⇒学校の施設に自治会館
⇒学校の体育館を地域の体育館とする
⇒学校のプールを屋内に設置する
⇒積極的にプレハブを利用する(昔と違ってプレハブの質が上がっている)
・これからは建てることよりも、壊すまでを考えるように意識付けを行っている。
・保育園の民営化が進んでる(保育士の採用を近年していない。市営が良いという声もない)
・避難所などの関係もあり、すべての施設をなくすということは無い。
・若者に向けてのアプローチはこれからの課題である。
【個人的視点】
・呉市と比較すると越谷市は、公共施設の削減や機能統合において
やり易い状況があるといえる。
・越谷市の公共施設は下記の予定である
《平成27年度》
①市民に対する啓発
②老朽施設の保全計画の検討
③推進体制の検討
《平成28年度~》
アクションプランの作成
個別計画作成
保全計画作成
予防保全型管理のあり方検討
今年度はアクションプラン 個別計画の作成があり、非常に重要なポイントである。
総論賛成、各論反対は避けて通れない。そこで
・しっかりとしたデータの提示
・市民、行政、議会での「あるべき姿」の共有
・丁寧、かつ粘り強い説明
・納得感のあるアイデア
をいかに実行するかが進捗の成功要因であろう!

(大和ミュージアムで戦艦大和を背景にとりました)
岡山県岡山市
②消防団活性化計画について

(説明を聞く私と瀬賀副委員長です)
【消防団活性化計画の将来像 5つの基本方針】
1災害時に有効な活動ができる消防団組織を確立
(1)災害出動した消防団員が効率的な指揮命令系統のもとに効果的な活動が出来る。
(2)常備消防力とのバランスを考慮し、消防団組織の見直しを行い、市内随所で発生する
災害に早急に対応できる組織とする。
2消防団の施設・装備が充実
(1)分団ごとに消防団拠点施設(団詰所付き消防機庫)が建設されている。
(2)消防車両や消防防災資機材が整備されている。
3消防団員の確保と処遇改善
(1)若い積極的な消防団員が確保されている。
(2)地域情報に明るい消防団員を確保されている。
(3)女性消防団員が生き生きと活動している。
(4)消防団員の福利厚生及び報酬等が充実している。
4消防団員の教養と訓練
教養と訓練で災害対応技術を習得した団員を多く養成できている。
5地域との連携
災害が発生したとき常備消防との連携のもと,自主防災組織や地元町内
会企業等と一体となって災害対応ができる体制が整っている。
【ポイント】
特に重要な学習ポイントである「3消防団員の確保と処遇改善】について
現状と課題&施策について先方の活性化計画を抜粋して記載する。
3消防団員の確保と処遇改善
(1)消防団員の確保について
<現状・課題>
青年層の消防団活動への参加については、消防団に対する意識の低下、サラリーマン化、
趣味の多様化等により消防団員への希望者が減少している。消防団の必要性,活動等の理解
を求める必要があるため、町内会などへの働きかけ、消防団員の友人関係への働きかけを
積極的に行い消防団員確保に努める必要がある。
<施策>
ア 若者に受入れやすく機能的なデザインの貸与品,備品を導入する。
イ スポーツ・レクリエーション活動を推進し,消防団活動が楽しく
青年層が入りやすい環境を作る。
ウ 消防団活動を広くPRするため広報誌等を発行する。
エ サラリーマン団員が増えるなかで事業所等に協力要請を行い
消防団活動がスムーズに行えるようにする。
オ 町内会・消防団OBに協力を要請する。
(2)女性消防団員の充実促進について
<現状・課題>
従来,消防団活動は災害防御が中心であるが、社会、経済状況の変化や災害実態の変化
に伴い災害予防や住民に対する啓発活動にも活動の場を広げる必要が強まっている。
男女雇用機会均等法の制定により、女性の社会進出は国民共通の課題であり、地域防災
についても男女が共同して取り組まなければならない。
全国的な目標として、各消防団ごとに団員総数の少なくとも1割以上、計10万人の
女性消防団員を確保することと示されており、今後その活動の充実と併せ、
女性団員の増員に向け推進する必要がある。
<施策>
ア 女性団員が積極的に活動できる環境をつくる。
イ 分団ごとに複数の女性団員を確保する。
(3)消防団員の処遇改善について
<現状・課題>
消防団員はボランティア的性格のものであるとはいえ、その活動には消防団員自身の
使命感と家族の協力により支えられて成り立っている。
従つてその処遇はこのような特殊性を考応したものでなければならない。
消防団員は自発的、自主的に公共のために尽力することから
その労苦に応えるためにも処遇、福利厚生の充実を図る必要がある。
<施策>
ア 年額報酬、費用弁償など随時、見直しと改善を行う。
イ 消防団員に対する福利厚生の充実を図る。
【個人的視点】
消防団確保における具体的な施策は越谷市でも通用するものである。
ぜひ積極的に採用をする必要がある。
また岡山市は女性団員の採用を積極的にしており、後方支援だけでなく
実際の放水活動まで実行に向けて手を打ち始めている。
サラリーマン化した団員は日中が手薄になるため、それを昼間家にいる可能性の
高い主婦の消防団に期待したい旨の話もあった。
(ただ難易度は高いことに変わりはない)
地域にける消防団の存在が高めることが、団員確保の最善策であろう。
香川県高松市
③行財政改革について

(行政調査の様子です)
同じ中核市の高松市の行財政改革について確認をする。
個別な削減案は、条件が同じため比較は難しいが
高松市は、改革を進めていくと費用削減は大幅な期待が出来なくなる
そこで最終的に人(職員)の改革に向かうという方向性を示したことが
理解できる。
ちなみに高松市と越谷市の削減効果の数字上の比較は下記のとおり。

私なりに分析すると、行財政改革のポイントは下記のような分類に分けられる。
【行財政改革のポイント】
・民間に移行(特に保育園等)
・民間に運営委託(アウトソーシング)
・職員削減(適正化)
・業務効率化
・施設削減(公共施設の統合・削減)
・事業の廃止
・債権回収の強化
・借り換えによる利払いの減少
・契約の見直し
・事業の有料化
・利用料の値上げ
・補助金事業の徹底的活用
・新規事業の抑制
【個人的視点】
上記ポイントをどこまで本気で取り組めるかである。
あとは、アイデアと市民から理解をどう得るかであろう!
越谷市での第6次の取り組みをしっかりとチェックしたい。

