埼玉県市議会議長会第4区議長会の開催

本日、埼玉県市議会議長会 第4区議長会が
三郷市文化会館 小ホールにて開催されました。

(講演の様子です)
講師は富田 富士也(とみた ふじや)氏です。
富田氏の肩書は、コミュニケーションワーカーそして教育・心理カウンセラーです。

(富田 富士也氏です。)
富田氏は、
議員の研修会の場には、珍しい専門分野の方でしたので、
始まる前から、どんな話をされるのかとても興味がありました。
実際話は下記の通りです。
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地方議員の9割は相談業務であり、まさに「まちのカウンセラー」のような存在である。
だからこそ、カウンセリングとは何かということを知ってほしい。
第二次世界大戦後、日本はなんでも効率化という方向に向かってしまい
それは人間関係にまで及んでしまった。
人間関係の効率化は、まさに関係の稀薄化を生み
「手がかかる子はいけない子」というような観念まで生まれてしまった。
非常に寂しいことである。
そして行政政策の行き過ぎ(便利さの追及が)も人間関係を希薄化する。
特に子育て支援など、サービスの拡充のし過ぎが、
そういうものを生み出してしまった。
例えば、病児保育・病後児保育 むかしだったら子供がつらいときには
お母さんが一緒にいれてくれて看病してくれた。
しかし今は子どもを預けるところがある。それはいい面と悪い面の両方があると・・・
カウンセリングとは、心の病に対する相談や治療などの専門的な行為ととらえられがちですが
実は「人間関係をつくること」「人と人とが関わること」である。
それは「何かを解決することではなく」「親身になって相手の話を聞くこと」。
そして、この人の価値観が多様化するなかで、議員に相談しに来る人は、
「すべてを実施してほしいのではない」「自分の話をまさに聞いてほしい」のである。
だから、議員は、親身になって話をきいて、そこで人間関係を築くことが重要。
すぐにアドバイスをする(ある意味言い返す)議員がいるが、
それは、親身になって話を聞いて(たくさんうなずく)そして
信頼関係ができてからで十分なのです。
また 関係性(ネット、SNS,メール) 共感性、自己肯定が重要であり、
そしてコミュニケーションには双方性 、そして相関性が必要でこの要素がないと
コミュニケーションではない。
「最後は甘える勇気=素直になること」 が必要でこれを子どもに伝えていく必要がある。
甘えるというのは 断られたときに傷つくので、傷づく勇気とセットである。
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というような趣旨のことをはなされていました。
最後は、教育論の話に近かった気もします(笑)
富田氏はとても話も上手で内容もとても勉強になりました。
ただ、地方議員の仕事の9割は相談業務という点については、
ちょっぴり私と考えが違うなぁとも思いましたね!
ただ地方議員は人間関係で仕事をしている。この点は、まさにそのとおり
(どの仕事でも結局そうだとは思いますが・・・・)
本日の話を頭に入れて、これからも議員活動を頑張っていきたいと思います。

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