「デメリット」と「リスク」?一般質問4日間終了

4日間にわたる6月定例議会の一般質問が終了しました。
この度の一般質問のトレンドを分析すると
メインは下記4点だったのではないかと思います。
①子ども子育て
②超高齢社会への対応
③中核市への移行
④予防接種について
①②はある意味鉄板的質問。課題が多い分、毎回多くの質問があります。
そこで、この度は、③と④に一言づつコメントしてみたいと思います。
③中核市への移行について
平成27年4月に越谷市が目標としている中核市への移行(現在、越谷市は特例市)
についてです。
前もって執行部から予算関連や移行スケジュールについての詳しい説明があったため、
それに対して、議員から質問があがったという側面もあります。
この度、市長は、ある議員の質問にたいし、
中核市移行にたいする「デメリットはない」と言い切りました。
ある意味気持ちいいくらいの言い切りでしたね!
私なりの解釈で簡単に説明すると
①中核市移行によって、自治体の権限が保健所機能を中心として増える。
 (=市民サービスが向上する)
②上記①に関連して予算は増えるが(現在の試算上)増えた分は、地方交付税で補える
 (=国が費用を負担してくれる)ので越谷市の財布は痛まない
ということです。
要は、試算上、自分の財布を傷めずに、市民にたいするサービス向上が可能となる
だからデメリットはないということです。
ちなみに私は「デメリット」は無いかもしれないが、少なからず「リスク」はあると思っています。
国の財政がひっ迫しているなか、地方交付税(国からのお金)が
減額する可能性はいくらでもあるからです。
ちなみに「デメリット」と「リスク」という言葉を区別すれば、こんな感じになるかもしれませんね!
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・現時点(中核市移行時)にて不利益(不都合やマイナス面)が発生している(または発生する)
 場合は「デメリット」
・将来(中核市移行後)に不利益が発生する可能性がある場合は「リスク」
 (⇒「将来的なデメリット」と言いかえることができるかもしれませんね)
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市長がここまで言葉の意味を意識して使っているかわかりませんが、
この辺は言葉の意味を聞く方も、しっかりと認識しなければいけません!
ただ、たとえ国からのお金がなくても(越谷市のお金を直接利用してでも)中核市には、
移行すべきだし、市民サービスの向上を最大限の意義と考えて、
デメリットはないと考えているのであれば、それは、それとして市長の熱い思いであり
よいと思います!
とにかく一番重要なのは、出来るだけ情報を開示し、しっかりと市民の皆さんに
理解/納得してもらうことだと思っています。
私もそのために出来るだけのことをしていきたいと思います。
④予防接種について
今注目されている(大人の)風疹ワクチン予防接種の公費助成について質問する方
が多かったなか、同じ会派の辻議員は
今ある予防接種の有効性やリスクに対する告知の方法についての質問をしました。
なかでも下記内容はかなり斬新な意見でしたね!
・インフルエンザ予防接種の有効性への疑問
・ほとんど日本で発生することがない病気への予防接種にて、病気にかかる人より
 予防接種によって副反応を示すことが多いことへの疑問
・子宮頸がんワクチンへの警告
 (⇒追記:この質問の後、国が子宮頸がんワクチン接種の推奨をやめました)
医療体制が確立していない状況で、病気の蔓延が懸念されていた時代における
だれにでも実施する予防接種ではなく、現在の病気の発生状況や医療体制などを考え、
そしてリスク告知をしっかりする予防接種のあり方に替えていくべき
という提言は、注目に値しますね!
9月は私も一般質問をしたいと思っているので、今から調査に乗り出したいと思います!

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