3月定例議会終了!

3月定例議会が閉会されました。
結果は下記となりました。
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請願 2件 1件採択 1件不採択
市長提出議案 49件 すべて可決
議員提出議案 1件  可決
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特に注目する議案(要は賛否が割れた)は、Ⅰ.請願の1件と Ⅱ.25年度予算案
の2点だと思います。それぞれにおいて、ポイントを記載します。
Ⅰ.請願
25請願第2号
生活保護基準の引き下げをしないことなどを求める意見書を国に提出することを求める件
この請願の趣旨は以下の3点です
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1.生活保護基準の引き下げはしないこと
2.生活保護申請の抑制につながる改悪はしないこと
3.生活保護の老齢加算を復活させること
国に対し、上記の内容を求める意見書を提出してください。
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この議論は、主に下記理由から始まっていると思われます。
・生活保護基準が最低賃金や年金より高いことに矛盾があること
・国の財政状況から判断し、増え続ける生活保護にたいして検討が必要
私は、生活保護基準がこのままで良いとは思っていません。
何かしら手をうたなければならないと思っていますが、現段階においては
あとに述べる理由にて請願に賛成しました。
(しかし、委員会、本議会ともに反対多数により、不採択となりました)
上記請願主旨1,2については
①まだ国にて議論が十分につくされていないこと
②生活保護の基準をさげることによって、他の生活支援制度へ影響があること
 ⇒介護保険料、医療保険の自己負担額月額上限、自立支援医療の負担上限月額など
③政府は他制度に影響を及ぼさないと言っているが、まだその形が見えないこと

上記請願主旨3は、老齢加算復活ということで更に手厚くするという趣旨ですが
これは国の財政状況からしても、安易に納得できるものではありません。
しかし民生委員会にて、この部分については、意見書にいれなくてもよいという
請願者の答弁があったことから、この部分は、外して考えました。

Ⅱ.25年予算案
下記2点において賛成をしました。
①安全・安心なまちづくりを着実に進めている
本予算の注目は、本格的に中核市移行にむけ保健所建設事業であり、
この保健所設置により市民サービスの更なる向上をはかることを目指しています。
移行目標時期である平成27年4月に照準を合わせた事業であり、
確実な実行を期待します。
また地域の方々から長年の要望であった『第4老人福祉センター建設事業』、
そして待機児童解消にむけた『保健所の建設事業』、なども実施し、
更には防災強化に向けた『消防デジタル無線の整備事業』、
ネット上のいじめ問題対策の『ネットパトロール事業』など市民が安心して
くらせるまちづくりに向けて、積極的に事業を展開していることが見受けられます。


②債務(借金)縮減運営を継続している
積極的に事業を展開する一方で、債務(一般会計、特別会計の合計)
も確実に減らしています。この借金縮減の運営を継続していくことは
必要不可欠であり、当会派も常にその点を指摘し続けています。
また懸念材料としては臨時財政対策債の増加ですが、
これは、国の動向や財政状況を確認しながらも、
今後の推移を注視していきたいと思います。
一方予算案に反対した会派は、問題を第三庁舎建設におけるプロセスを
あげています。この件については、過去に私の見解を述べているので
記載は省略します。

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