会派行政調査(7月4日~6日)

7月4日~7月6日の3日間にかけて会派(民主党・ネット・無所属の会)の
行政調査に行ってきました。
調査場所は3か所で下記の通りです。
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①葉山町(神奈川県)
 ゼロ・ウェイスト宣言※1について
②郡上八幡(岐阜県郡上市)
 水のまちづくり
③名古屋市(愛知県)
 下水道の老朽化対策について
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それぞれについて何を学んできたのか、を完結に書きます。
①葉山町(神奈川県) ゼロ・ウェイスト宣言について
葉山町の焼却施設が30年を経過し、今後どうするのか?という議論が
あがっていたが新たなる市長が焼却施設に頼らない行政
(他の自治体との共同利用による広域化の焼却施設建設への反対)を掲げた
ところより本取組(ごみを極力出さない:脱焼却・脱埋立)がはじまった
とのこと
主な取組
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・ゴミの戸別収取(普通はごみ集合場への収集)
・資源ステーション(14分別~21分別へ)
・生ごみ自家処理を推奨(役場窓口で1,000円で販売)
・町民ボランティア『ゴミ減らし隊』の活躍
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ゴミを0に近づけるということで、かなり踏み込んだところまで行っている
と思います。越谷でもかなり参考にすべきところがあると感じましたね!
第二ゴミ処理場の建設が決まっているとはいえ、やはりゴミを減らすという
ことは、積極的にやっていかなければならないことだと強く思いました。
※ゼロ・ウェイストとは燃やして埋めるごみ処理から、ごみの発生自体を減らす
政策への転換をめざす考え方。英の経済学者が提唱した。
ごみをゼロに近づける具体的な方法と見通しを立てた自治体が宣言を出す。
96年の豪・キャンベラが初。日本では上勝町(人口2千人)が03年、
大木町(1万5千人)が08年に宣言。
( 2009-07-10 朝日新聞 朝刊 首都圏 県版マリオン )
②郡上市(岐阜県) 水のまちづくり
水のまちづくりを学んだのですが、昔ながらのまちを守るために
住民が一丸となって取り組んでいるという姿勢が良くわかりました。
条例による縛りではなくて、自らがルールを決めて実施するという
ことで、自分たちのまちは自分たちでつくるということが、実践されていました。
ここまでできると本当に素晴らしいです。
逆にここまで自らできないと、伝統あるまちづくりなんて保つことが
できないのかとある意味、驚いているところです。
一通りの説明を聞いたあと、まちを見て回りました。様々な場所を見ましたが、
これだけ水と一体となった町というのは本当にすばらしいです。
しかしならが、郡上市の取組を、越谷の水まちづくりに活かしていくというのは
かなり難易度が高いような気がしました。どちらかというと観光都市の作り方と
いうことで勉強になりましたね!
ちなみに水のまち郡上八幡の見どころを記載しておきます。
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・水船
・いがわこみち
・宗祗水(別名白雲水)
・御用用水
・柳町用水
・小野湧水
・尾崎の水舟
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言葉だけではわからないとおもいますので、下記URLを押して左のメニューの
『水の町』をクリックしてください。わかりやすいかもしれません。
http://www.gujohachiman.com/kanko/
③名古屋市(愛知県) 下水道の老朽化対策について
越谷市の下水道事業は昭和47年に全体計画の策定、都市計画決定、
事業認可の取得がなされ、着手から40年近くが経過しています。
下水道普及率は80%を超えて市街地の整備をほぼ終えているのですが
一方で初期に整備を行った施設の老朽化が進み、早急な対策が求められています。
しかしながら財政の限りがある中で、どのように対応していけばいいのか?
その答えを探すために名古屋を尋ねました。
名古屋の上下水道は大正3年に水道の通水を開始し、大正元年に下水道の併用を
開始するなど、100年近い歴史を持っています。現在では、創業期から稼働しているものも
含め膨大な施設を有していますが、昭和40年代から50年代にかけて集中的に建設された
ものが多く、老朽化にともない今後一斉に更新気を迎えることになるそうです。
これらの施設の改築・更新には多額の費用がかかるため、市悦の重要度や老朽化の
度合などを考慮した優先順位を踏まえた計画的な改築・更新などにより、
更新経費の抑制や平準化などにとりくんでいくことが必要不可欠であるとのこと。
 今後は、上下水道施設の機能を安定的に維持していくために、施設の老朽診断や
維持管理状況などに基づいた適切な延命化を図るとともにアセットマネジメントの手法も
導入し、中長期的な視点に立った計画的な改築・更新を進めていく。また地震対策
や浸水対策、環境保全の取り組みなど他の計画との整合を図り、改築・更新に合わせて
施設の機能工場も進めていく。などの話を聞くことが出来ました。
財政規模の違いはありますがこの辺を見習っていきたいと思います。


上の2枚は葉山市での行政調査の様子です。


上の2枚は郡上市での行政調査の様子です。


上の2枚は名古屋市役所で説明を聞いている写真です。
 

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